kasakasaz’s blog

発達障害夫と闘う日々

ただいま家出中②

はてさて。

 

前回の続きです。

 

待望のカロナールを飲んで

夫はどーなったのか。

 

 

まず、全くもって効きませんでした。

熱は下がるどころかどんどん上昇⤴︎︎︎

日付が変わる頃には

39度を超えてました。

 

あれだけ大騒ぎしてカロナールをGETしたのに、全く効かないなんて哀れだわ。

 

私はその晩、一睡もせずに

夫の様子を確認しながら過ごしました。

 

翌日、職場に報告するため

近くのクリニックで検査を受けました。

 

案の定、コロナ陽性。

 

五類になったとはいえ、病院はまだ

発熱患者の対応は変わらず

車の中での問診、検査。

お薬も車まで持ってきてくれるシステム。

 

車で寝て居られるので

夫も楽だろうと思ってたんですが

夫は

世界が自分のためだけに動くのが当たり前と思って疑わないので

 

このクリニックの対応も

 

俺がこんなに辛いのに

なんで待たせるんだ!

こんなヒマそうな病院のくせに、ちんたらやってんじゃねー‪💢

 

と、常にキレていました。

 

クリニックの精算をした後、

隣の薬局から薬剤師さんがお薬を持ってきてくれるのですが

その待ち時間に

夫「もう薬なんか要らねー‪💢こんなに辛いのにいつまで待たせんだよ‪💢帰って寝る‪💢」

 

とか言い出し、なだめなければならなくて

本当に疲れました。。

 

薬剤師さんが丁寧にお薬の説明をしてくれているのに

横から文句言ってくるし

 

大人とは思えない言動で情けなくて嫌気がさします。。

 

そんなこんなで、クリニックでもカロナールと対症療法のお薬を処方してもらって

 

飲んではいたのですが…

 

全く効かない。

夫のカロナール絶対伝説は崩れました。

 

熱はさらに上昇し、

ついに40度目前に。

 

頭痛と喉の痛みに加え、肺が痛いと言い出し

肺炎騒ぎがはじまりました。

 

実はこの時、私もしっかり感染して

38度の熱が。。

喉の痛みとひどい倦怠感で

ゴロゴロしたかったのですが

 

夫が大騒ぎなので、休んでもいられず。

 

喉が痛くて何も食えないというので

お粥を作ったら

夫「痛くて食えねーよ‪💢」

 

少しでも食べないと…と思い

倦怠感の中、優しめの茶碗蒸しも作ったけど

夫「たまごの匂いがいちばん無理だってわかんないの?食えるわけねーよ‪💢」

 

心の声(そんなの知るか!)

 

私も昨晩は一睡もせず、発熱中だってのに

夫のために買い出しに行って

スポーツドリンクやらプリンやらゼリーやら。アイスノンとか冷えピタも。

 

買ってきたものに対しても

全てに、こんなの飲めねーよ‪💢

食えるわけねーだろ‪💢

 

別に無理矢理 食わせようとしてるわけでもないのに、文句しか言わない。

食えないなら食わなきゃいいだけなのに。

 

水分だけでも、と思って枕元にスポーツドリンクを置いたら

 

夫「飲みたくても飲めねーよ‪💢ストローとかで飲ませてくんないと飲めるわけねーだろ‪💢」

 

仕方なく、ペットボトルにストローを刺して

寝ている夫の口にストローを咥えさせて飲ませる、という

介護状態。

 

 

そのくせ、普通に歩いてトイレ行く夫。

 

熱が下がらないことにイラついている夫は

次なる司令を下してきました。

夫「ビニールに氷詰めてきて。4つ」

 

それを鼠径部と脇の下に挟み

無理矢理 体温を下げる作戦に。

でも、ビニールに入った氷なんて

すぐ溶けてしまう。

タオルに包んではいたけど

すぐにびしょびしょになるし

溶ける度に氷を替えろと司令が来て

またもや眠れない夜になりそうな予感。

 

私もしんどくて横になりたかったので

リビングでゴロゴロしてたけど

5分置きくらいに呼ばれて

声で呼ぶのが辛くなったのか

 

壁をドンドン殴って呼びつけるという荒業。

 

まるで召使いだな。

 

せっせと氷を運ぶ召使い。

 

こんなんでは夫の熱も下がらないし

私の身も持たない…

 

いよいよ40度に到達しそうだったので

生まれてはじめて救急車を呼びました。

夜間で病院はやってないので

救急車が最善だと相談センターに言われたためです。

 

救急隊の方たちが、とっても冷静で

優しい対応をしてくださったので

ずっと宇宙人の召使いをさせられていた私は

 

久しぶりの普通の会話が通じる救急隊の方たちと話せて

とってもホッとしました。

 

結局、大きい病院に運ばれて

点滴と強めのカロナールを飲んで

熱が下がりました。

心配していた肺にも異常はないとのことで

そのまま帰ることに。

 

ところが。

一時的に熱が下がったものの、

翌日にはまた39度💦

 

救急車で運ばれた病院に連絡し

入院させてもらえることに。

 

夫はよほどに辛いらしく

飲まず食わずになっていたので

私も入院してもらったほうが安心。

 

私もだいぶしんどくなってはいたけど

夫が入院してくれたら

ゆっくり眠れると思って嬉しかったです。

 

旦那を病院に置いて帰宅。

 

 

わぁ⸜(*ˊᗜˋ*)⸝

夫が居ない夜。

結婚してはじめて、夫が居ない夜。

 

なんて自由なの~✨

好きなテレビを好きな時に好きなボリュームで見られる幸せ。

好きな時間に洗い物ができて

好きな時に洗濯機が回せて

好きな時に掃除機がかけられて

好きな場所で寝られる~✨

 

普段、いかに夫に気をつかって生活していたか。

テレビ観てても、夫がテレビ観たいとなると

勝手にチャンネル変えられちゃうし

夫が寝るとなると、もう聞こえないくらいボリューム下げないとキレるし

 

深夜ならまだしも

8時とかに寝てしまう夫に合わせて

夫が寝たら足音も立てないように

 

愛犬が騒がないように静かに動かず過ごしたり

音が出ないようにイヤフォンで動画みたり

 

洗い物とか弁当の仕込みも

静かに静かに。

 

ドライヤーも、なるべく音が出ない弱風で

時間をかけて乾かしたり。

 

なんでこんなにも私は不自由なのか。

 

 

もともと、気を使うタイプではあるけど

どちらかというと豪快に生きてきたし

怯えながら過ごすなんて思ってもみなかった。

 

尊大型アスペルガーの夫に

日々、存在を否定されたり

人格否定は当たり前で

これまでの人生では考えられない些細なことでキレ出す夫に

最初は抵抗もしてきたけど

 

夫の不可思議な言動に対して反論してるのに

いつの間にか、私のダメ出しに話をすり替えられ

私のいちばんダメージを喰らう部分を

ひたすら刺してくる夫。

 

その繰り返しで

平和主義な私は

自分が傷つくのが怖くて

夫の召使いになってしまった。

 

私が我慢すれば、

私が文句を言わなければ、

争いにならず穏やかに過ごせる。

 

そうやって

我慢をしながら過ごすしかない。

それがカサンドラの宿命。

 

まぁ、そんなわけで

この日から

夫のいない生活が1週間続きました。

 

それはそれは薔薇色の日々で

寝ても覚めても夫がいない。

愛犬たちと平和な毎日。

ずっとこんな日々を過ごしたい。

 

ずっと入院しててくれないかな。

 

 

 

夫からは毎日のようにLINEが届く。

電話も。

病院の対応や、看護師さんたちの対応が

なにやら気に入らないと

ひたすら文句を聞かされる。

 

そうやって、自分の為に動いてくれている人に、感謝もできないなんて

本当に哀れで情けない。

 

気の毒な人だわ。

 

散々文句を聞かせてくるくせして

直接クレーム言ったりできない

チキン野郎なのもまた情けない。

 

私「直接言ったらいいんじゃん?」

夫「わざわざ言って面倒なことになったら疲れるだけじゃん」

 

ってやりとり、たまにするけど。

 

心の声(いちばん面倒なの、おめーだよ)

 

 

まだ家出に至らない

この経緯説明。。

 

薔薇色の夫の居ない日々が終わり

夫が退院してきてしまいました。

 

コロナに感染してから

いつにも増して反抗期な夫が

回復してもなお、反抗期のまま

私にいちいち喧嘩を売ってきました。

 

それでも夫は病み上がりなので

できるだけ安静に過ごせるように

私は売り言葉に買い言葉にならないよう

とにかく堪えました。

 

堪えてはいたんですが

いよいよ、私

ブチ切れてしまいました。

 

長すぎて疲れてきたので

ブチ切れて家出するまでのお話は

次回に。。