kasakasaz’s blog

発達障害夫と闘う日々

無意識に邪魔をするASD夫

ここ最近、試験勉強に明け暮れていた私。

 

国家資格でもなければ、収入に直結するわけでもない、夫にとっては完全に無意味な試験勉強に追われている私を、夫は理解できない様子。

 

なんの試験かというと、着付け講師になるための試験なんですが。

 

学科試験と実技試験があり、長年 勉強とは縁遠かったし、年齢的なものもあり、集中力を維持するのも記憶するのも本当に大変。

毎週のお稽古にも熱が入ります。

 

そんな私にとって大事な試験前日。

夫がパチンコに出掛けた隙に

いよいよ大詰めで学科試験の最終確認。

全部解いて100点取れるまで終われませんモードに入り、全集中していた時

 

夫帰宅。

 

明らかに教科書を広げて老眼鏡をかけ、全集中しているようにしか見えない私。

夫は、そんな私の横に座り

パチンコの結果報告をはじめました。

 

1パチで200円で当たって、そこから運良く連チャンしてくれて5400円になっただの、

やっぱ海よりアグネスラムのほうが楽しいだの、

延々と話してきて止まらない。

 

幼い子供が、今日の出来事を目をキラキラさせながらママに伝えてる感じと同じで

夫もパチンコで勝ってご機嫌なのを私に一生懸命に伝えてきます。

 

46歳の男とは思えない無邪気な顔で。

 

全集中を完全に解かれた私は、うざいですオーラを醸しつつ相槌を打って聞いてたけど

あまりに話が止まらないので、さすがにキレました。

 

「あのさぁ。私が明日 試験なの分かってるよね?それで今、勉強中なのも分かるよね?これまでの数ヶ月、必死に勉強してたのも知ってるよね?それで、この私の状況を見て、どうしてそんなに話しかけてこれるの???勉強に集中してる私の邪魔をしてるのがわからないの??」

 

あまりにムカついて、矢継ぎ早にクレームをつけました。

 

そして夫の反応は⋯

 

まさかの爆笑。

腹を抱えて笑ってました。

夫がこんなに笑ってるの、かなり久しぶりに見たなーってくらい笑ってました。

 

私「いやいや、ぜんぜん笑うとこじゃないし、笑えないんですけど。」

 

夫「そうだよね。本当にカサ恵の言う通りすぎて笑っちゃったよ。なんだろうね?たぶん勉強してるのは分かってるんだけど、自分が話したい欲を優先してるんだろうね。」

 

そう言っておとなしく離れたソファに移動していきました。。

 

ASDの特性がモロに出て、空気を全く読めなすぎて怖いです。

指摘されて爆笑するのも意味不明。

 

まぁ、素直に聞き入れて移動してくれたから良かったけど。

 

こういう、無意識に邪魔してくることは日常的に多いです。

本当に無意識???と疑いたくなるくらいに邪魔してきます。

 

洗面台の前で化粧してる時に、私を肩で押しのけて歯磨きをはじめたり、

ドラマのクライマックスシーンでテレビの前に仁王立ちしてみたり、

お風呂から出ようとするタイミングで浴室前で洗濯物をたたみはじめたり、

急いでる時に、それ今やる?みたいな事を頼んできたりetc…

 

とにかく、共に生活していると

イライラが募ります。

 

ASDADHDだと認識する以前は

いちいち指摘して改善してほしいと頼んでたけど、何度言っても無意識なので変わらず。

今はもう、諦めというか

邪魔される前提で動くスキルが身についてしまいました。

 

心療内科発達障害と診断が下るだいぶ前から、夫の明らかに普通ではない部分が気になって調べまくってた私。

調べることで、私は間違ってないんだと確認しないと、頭がおかしくなりそうでした。

夫に伝えても、逆に私が頭イカれてる女扱いになってしまって埒が明かなかったので。

 

カウンセリングと合わせて発達障害テストを受け、先生から結果を聞いた時には

心底ホッとしました。

あぁ、私やっぱり間違ってなかった。

イカれた女じゃなかった。

夫がカウンセリングで先生に話を聞いてもらってるのを横で見ながら

 

本当にカウンセリングを必要としてるのは

私だからな!!!!と思ってました。

 

無意識に人を傷つけ、無意識に邪魔をし続け、無意識に暴力を振るい、無意識に人を見下す夫と共に暮らす私のほうが

よっぽど狂いそうだわ。

 

発達障害は最近になって障害と認定されただけで、世の中にはそんな人がわんさか居て

これまで普通にやってきたんだから

障害とか言って騒いでないで、もーちょっと頑張りなさいよ、

みたいな雰囲気を感じたりするけど

 

そんなこと言えちゃうのは

当事者家族じゃないからでしょ。

 

実際に、毎日同じ屋根の下で発達障害の夫と暮らすのは、並大抵じゃないからね。

 

精神すり減らして、我慢に我慢を重ね、言いたいことは80%堪えて、夫の逆鱗に触れないように怯えながら暮らしてるんだよ。

いつ壊れてもおかしくない精神状態の中で

ちょっとのことで大騒ぎして、人を殺す勢いで傷つけるくせに、人一倍傷つきやすいのも知ってるから、言葉を選びながら傷つけないように、怒らせないように、いつも顔色を伺いながら、それでも生きてるだけで、こうして生活できるだけで幸せだと自分に暗示をかけながら暮らしてるんだよ。

 

もっともっと、カサンドラの人たちが受け入れられる世の中になればいいなぁ。