どうしても逆を行くアスペ夫
逆ってどーゆーこと?って感じかもしれないけど、本当に夫は逆を行くのが癖です。
説明が難しいので、会話を例に挙げてみます。
休日の朝、一緒に買い物に行きたいと心の中で思っている状態の夫。
夫が勝手に思っているだけなので、私は何もする気なく、いつまでもグダグダ寝ています。
夫「そろそろ起きたらー?今日はなにするの?」
私「することもないし、もうちょっと寝ようかな」
夫「アウトレット行こうと思うんだけど」
私「え?そうなの?なんか買いたいの?」
夫「いや、べつに買いたいものはないけど、カサ恵が欲しいやつあるかもよ?」
私「行っても大体なんも買わないパターンで疲れるだけじゃん。それともなんか買ってくれるの?」
夫「それはわかんないけど」
私「何時に出掛ける予定?」
夫「1時間後には出たいね」
私「じゃぁ、準備するか~」
こんな感じで、じっとしていられない夫に急かされて出不精な私は動き出します。
シャワー浴びて ヘアセットして メイクして着替えて 犬とじゃれて、1時間後準備万端。
私「準備できたよー」
夫「え?もう今から行ってもゆっくり見れないじゃん」
私「は?1時間後に出掛けるって言ったじゃん」
夫「え?なに?買い物行きたいの?行きたいなら行ってもいいけど」
私「どゆこと?行きたいわけじゃないよ。行くって言うから準備したんじゃん」
夫「行きたくないなら行かなくていいよ」
私「意味わかんない。なんのために準備したのよ私」
ってな具合です。
アウトレットに行きたいと言われて、準備して、行けますよーってなった途端、今度は行かないことに。
おそらく、夫の頭の中では、行こうと思ったけど よく考えたら欲しいものもないし、時間的にも大変だし、カサ恵はノリ気じゃなさそうだし、行かなくていいや。と勝手に考えて勝手に決めてるんだろうけど
私にはなんの説明もなく結論だけぶつけてくる。
逆鱗に触れないように夫に合わせる癖がついている私は、本当は行きたくないけど、付き合ってやるかーと急いで準備。
からの逆。
こんなことが頻繁に起こるので、私もさすがに学習して、行きたくない時はできるだけ
「行かない。行きたくない。」と伝えるようにしています。
ASDの特性にもある、”言外の意味”を読み取れない夫なので、思ってないことを口にした場合、すれ違いが起きてしまいます。
私は相手の気持ちを汲み取りながら合わせるタイプなので、どうしても夫の謎のペースに巻き込まれがちです。
でも実は、私 夫の問いかけに対して どう返せば夫が嬉しいのか、答えを知っています。
私の可愛げのなさが夫を逆上させていることも気付いています。
それなのに、なぜ 私は可愛い返事ができないのかというと、結局積み重ねですよねー。
普段から思いやりを感じたり、優しい言葉をかけてくれたり、ありがとう とか ごちそうさま とか、夫のために何かした時に喜んでくれたり、そういうのがちょっとでもあったら
私の可愛げも登場するかもしれないけど
見返りとまではいかなくとも、認めてもらえない寂しさみたいなものを抱えているので
そうすると、しだいに私も 夫を認めたくなくなってくる。夫の要求を飲みたくなくなる。
カサンドラにASDの特性が感染するっていうけど、こーゆうとこから始まるのかもしれない。
優しい気持ち、感謝の気持ち、愛おしい気持ち、そんな ほっこりしあわせ な気持ちを踏みにじられ続けると、無意識に仕返ししたくなってしまうんですよね。
自分がこんなにも醜い人間だとは、夫と結婚するまで気付きませんでした。
もっと私が強かったらなぁ。